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祈り   

2010年 06月 23日

ああ あなたの御足の埃の上に

わたしの額をぬかづかせてください

わたしの思い上がりをことごとく

わたしの涙の中に沈ませてください

わたしは自分をいたずらに誇って

自分をただ貶め、

ただ自分の廻りを

たえずぐるぐる巡って苦しんでいるだけです

わたしの思い上がりをことごとく

わたしの涙の中に沈ませてください



わたしが物事を行うとき

わたし自身を顕わにしませんようにーー

ああ わたしのいのちの中で

あなたの御心を成し遂げてください

ああ あなたのこの上ない静けさをください、

わたしの心にあなたの至高の輝きをください、

わたしの心の蓮華の花びらの中に

わたしを包んでお立ちください

わたしの思い上がりをことごとく

わたしの涙の中に沈ませてください



ラビンドラナート・タゴール『ギーターンジャリ』(伊藤晋二 訳)




今月のエネルギーの学校で、ユキさんから祈りについてのお話があった。

今朝、とつぜん伊勢神宮のお札がぱたっと落ちてきたので、ああ、委ねることを忘れてたなあと思って、自分の言葉でお祈りをした。

もういらないことを手放して、大事なものを受け取ることができるように。
そのふたつのことを見分けることができるように。

そんなことはとっくに忘れてお出かけして運転中、心からほっとする感覚が訪れて、身体の力が抜けた。
頭で望んでいたこととは逆のことが、心がほんとうは望んでいたことだったらしい。

かっこ悪い姿をみせなきゃならないなあ、とか、
完璧に負けだなあ、とか、
恥ずかしいからどうやったら勝ったように見せかけられるかなあ、とか
いろいろ考えたけど、

ここは気持ちよく負けましょう。

あるべきものはあるべきところに。
やることをただやって、主張することは主張して、必要な責任は果たして。


「元(はじめ)を元とし、本(もと)を本とす」

伊勢の倭姫宮でおしえてもらった言葉を思い出した。



ああよかった。お祈りしてよかった。